糖尿病と痛風は同じ?切っても切り離せない両者の関係

糖尿病と痛風は同じ?切っても切り離せない両者の関係を書く。糖尿病も痛風も、かつては、「贅沢病」等と呼ばれ、美食・アルコールの飲み過ぎが原因でかかる病気とされて来ましたが、最近では、誰でもがかかる可能性のある病へと変化しています。

糖尿病と通風における大きな違いとは?

糖尿病というのは血糖値が高く、慢性的な症状を起こしてしまう病気のことを言います。
わりと身近に起こる病気の1つなので、知っている方も多いでしょう。
この糖尿病の原因には様々なことが考えられますが、中でも大きいのは、やはり食生活です。
食生活で糖質を摂りすぎている方は、糖尿病を起こしやすくなります。
それとよく似たもので、知られているのが痛風です。
痛風も、食べ過ぎが原因で起こる症状のように思われており、糖尿病とどう違うのかと疑問に感じる方もいるでしょう。
ですが、糖尿病は慢性的な病気であり、痛風は突発的に起こる発作症状であるという点に大きな違いがあります。
また、その原因となる物にも違いがあり、糖尿病は高い血糖値が原因ですが、痛風は尿酸値が原因となっています。
痛風の症状は、プリン代謝の最終産物である尿酸が血液中で高くなってしまうことで起こり、痛みのある発作を起こします。
糖尿病は血液中のブドウ糖濃度が高くなることにより、高血糖状態が慢性的になってしまいます。
こう考えると、似たような内容に思えても、糖尿病と痛風は大きな違いがあるものだということが分かりますね。
ただし、この2つの病気には共通点もあります。
まず、遺伝的要素と生活習慣などの要因とが重なりあうことで発症するものであるということです。
糖尿病にも痛風にも、なりやすい体質というものがあり、これは遺伝すると言われています。
それに加えて、食生活やストレスといった要因が加わり、発症してしまうものなのです。
糖尿病と痛風が起こりやすくなる生活習慣にも共通点があり、過食や飲酒、運動不足、肥満、ストレスといったものが挙げられます。
そのため、大きな違いはあるものの、糖尿病と痛風は併発する可能性が高いものであると言われています。
違う症状ですが、生活面で気を付けるべきポイントは、ほぼ同じ。
食生活には特に気を付け、野菜中心の食事を腹八分目に食べること、睡眠をしっかりとり、ストレスを溜めないこと、適度に運動をすることが大切ですね。
糖尿病と痛風は似ているようで違う病気・発作ですが、どちらかの症状が起こった場合には、すぐに改善するための努力が必要です。
症状に合わせた治療を受けながら、併発しないように、生活習慣を見直していきましょう。
糖尿病は命に関わることもある病気ですし、痛風は辛い痛みに耐えなければならない病気です。
併発すれば、辛い闘病生活が待っています。
できるだけ、どちらの症状も起こさないように、普段から健康的な生活習慣を心がけましょう!