痛風は男性だけの病気なのか!?
痛風というと、男性だけがかかる特有の病気、というイメージがありますよね。
実は痛風にかかる人の割合は、男性が98%以上で、女性は非常に少ないのです。
この原因となっているのは、尿酸値です。
男性に比べ、女性は女性ホルモンの関係により、尿酸値が少なくなっているというわけです。
ですが、閉経後にはやや尿酸値が上がる傾向もあり、痛風は女性にとって、全く無視しても良い病気、というわけではありません。
また、数パーセント程度の女性は実際に通風にかかっており、これには遺伝などの様々な原因が関係していると言われています。
痛風になる可能性が低いとしても、やはり女性も生活習慣を整え、ならないための努力は必要です。
また、痛風とよく似た部分も多いと言われる糖尿病ですが、これに関しては女性だからかかりにくい、ということはありません。
女性の場合、「甘いものには目がない」なんて方も多く、また専業主婦などであれば、時間が空いた時に何げなくお菓子をつまんでしまうというケースも少なくありません。
こういった生活を続けていると、結果として糖尿病にかかりやすい状態になったり、気づいた時には手遅れになってしまう可能性もあるのです。
実際に、育児を終えた世代の専業主婦に糖尿病が激増している、なんて話もありますね。
つまり、男性だから大丈夫、女性だから平気、といった考え方は、生活習慣病においては危険ということを覚えておかなければなりません。
性別による特有の病気というものが無いわけではありませんが、やはりそのような性別間の差を気にするのではなく、男性であっても女性であっても、食生活、睡眠、ストレスなど生活習慣全般を整えることが重要であると考えられますね。